写真って・・・難しい2011/03/02

視覚的支援を始めようとして
最初に悩んだことは・・・
どうやって示したらいいのかということ

写真や絵や文字なら簡単ですが
具体物で示すということは??
最初だけでなくずーっとそれで悩んできました

写真では難しすぎる子に視覚的支援って・・・
何で?どうやって?


TEACCHプログラムではよく写真や絵を縦に並べて示す方法が
紹介されていますが、あそこにたどり着くまでに
悠くんは2~3年かかってます。

やっとTEACCHプログラムのスタートラインにたどり着いた・・
という感じでした。
そのスタートラインにたどり着くまでの2~3年かかったステップが
とても大変で長かった気がします。


・・というような書き方をすると表現がおかしいかもしれませんね

個人個人に合わせた視覚的支援なのですから
悠くんには悠くんがスタートした時点がスタートラインなのですが
最初の頃、そういう風に思ったということです^^


なので・・・
もしかして同じように感じている方がおられるのではないでしょうか?


視覚的支援と聞くとどうしても写真や絵を考えてしまいます
写真や絵を並べて伝えるということは、私たちの方向からはとてもわかりやすく具体的に示したつもりなのですが、
悠くんのように重度の知的障害がある場合、それはかなり支援が進んだ位置にあるということです。
そこからスタートしても難しすぎて無理だろうと思います。


サリーの樹で紹介している悠くんのスケジュールは小さな写真です。
あれを見た方は、悠くんは写真を理解できると勘違いされるかもしれません。
悠くんは写真を理解しているわけではありません。
一つ一つ全部が場面にマッチングさせてきた具体物なのです。
それを支援者にも解りやすい様に薄い小さな写真型にしただけなのです。

支援学校などでもこの辺りで壁にぶつかっている方がいるような気がしますが・・・

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