思春期の投薬 ― 2011/03/05
今まで出来ていたやり取りが突然まったく出来なくなりました。
たとえば、悠くんが「マックに行きたい」と要求してきて、
すぐには行けない場合も多いです。
その場合は、「行かない」ではなく、「今は無理だけど、
いついつ行こうね」というようなやり取りで納得していました。
ところがある日突然、このやり取りが出来なくなりました。
「今は無理だけど、いついつ行こうね」と返した途端、
怒り出して攻撃してきます。
悠くんからの要求に対して、ちょっとでも「待った」をすると攻撃してきて、しばらく治まらない状態で・・・
早くて20分、ひどければ数時間暴れているようなひどい状態です。
悠くんは引っかく噛み付くといった他傷行為があるので、
ちょっとしたことで怒り出して、突然と走っていって誰かに噛み付くというような危険な野獣状態で、支援学校などでも若い男の先生が付きっ切りで対応してくれました。
この時期、菜ちゃん(悠くんの妹)は危険なので、
ちょっとでも悠くんの様子がおかしくなったら自分の部屋に避難して
出てこないように言ってました。
そして悠くんは、その異常な興奮が落ち着くと、悪いことをしたとわかっているまで、申し訳なさそうに「ごめんなさい。もうしません」と
一生懸命伝えてきます。
悠くん自身、その興奮状態を全く抑えられないようで、
精神科の薬を使うことにしました。
適切な薬と量にたどり付くのに1年半ぐらいかかりました。
しんどそうに横になっていたり、ボーっとしていたり・・・
見ていて、薬がしんどそうだなぁと感じました。
薬を使っていいのかどうかすごく悩んだ時期でもあります。
ところが・・・
薬が適量になった悠くんの様子は
活動的でやり取りも以前のように出来るようになって
しんどそうな感じはまったくありませんでした。
適切に飲ませるとこんなに違うのか・・と驚くぐらい
薬のおかげですごく楽になったという気がします。
ただ寝る時間は早くなりました。
薬の主作用なので仕方ないですが・・・睡眠時間が幼児なみです。
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