通所2年目2011/05/01

通園バスの座席
園で何か問題を起こすということはありません。
家でも問題を起こすというほどではありません。
ただ・・・
悠くんの様子が普段より落ち着きがないだけなのです・・・


通所は2年目になりました。
入所した1年目の頃より、悠くんはなんだか不安定な感じです。

1年目はきっと目が行き届いていたのでしょう。
2年目になると新入生が入ってきますから
仕方のないことですね。

クラスは学校のようにクラス替えとかもないので
変更がほとんどありません。

ただ・・・
公立の施設なので職員の転勤があります。
昨年悠くんを担当してくれて職員2人とも転勤でいなくなりました。
たぶんこれが一番の原因かと思われます。
きっとすごくがんばっているのでしょう・・・

朝の通園バスでもその様子は伺えます。


バスは真ん中に扉があります。
昨年、新人3人は真ん中の添乗員さんに一番近いところでした。

最初悠くんは①の位置でした。
隣の座席■の位置、隣のシートの窓際■
その3人が4月に入った新人でした。

それから悠くんだけ②になり、
その後、乗る人によって③になったり④になったりしていました。
座席の場所が変わることに抵抗がないし、
職員さんの指示に素直に従いますから。
位置が固定されないので、
毎回どこに座るか指示してもらわないとわかりません。
悠くんは勝手に座りません。


今年になって同じバス停から乗る人が一人増えました。
悠くんの座席は⑤になりました。

悠くんと同じバス停から乗るのは後3人
悠くん以外の3人は肢体の方もあり、
乗るのも座席に座るのもシートベルトをするのも
全て介助が必要な人たちです。
当然、職員さんたちはばたばたとその方々の介助をしていて
悠くんには「悠くん、一番後ろの真ん中ね」と声をかけるだけで
他の人の介助で忙しそうです。

言葉の指示が通るように見える悠くんですが
実は、まったく言葉はわかりません
言葉が理解できていないということを信じてもらえないぐらい
動けるのですが・・・状況判断で動いてます。

座席の位置が「ここです」と、悠くんの中ではまだ固定されてない状態で、
言葉だけの指示では、どこに座っていいのかわかりません。
職員さんの方を見ながら「どうしたらいいの?」という無言の視線を
送っていますが・・・気がついてもらえません。

コミュニケーションが取れるようになってから
相手の状況を見て、忙しそうにしていたりすると
遠慮するようになっています。
とっても控えめに・・・視線だけを送っています。


2年目になり、こういうような場面、
よく解っているように見えるし、勝手に何もしないし、
問題も起こさないし・・で後回しにされる場面
解らないから指示してほしいけど、指示がもらえない場面が
すごく増えたのではないかと思います。

2年目になって、去年よりも後回しにされて、
とってもしんどい思いをしているのではないかと思います。

たぶんそれがこの不安定さの原因だろうと思いますが・・
だからといってどうにか出来るものではなく、園には
今不安定なことと、その原因になっているものとを伝えました。
そして出来るだけ、変化のないような環境をお願いしました。


常に支援者がいて横にいて、変化や変更、悠くんがわからないと
思っていることの指示をしてもらえたら、とても嬉しいのですが、
成人の施設でそんな環境があるはずはありません。

出来るだけ解りやすい状態、
変化や変更がなく単調なわかりやすい環境を
お願いするしかないですね。

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