支援者としての立ち位置2011/10/03

菜ちゃんは今高校生
とっても生意気なお年頃・・・

パパは頼んでもないのに余計なことをよくします。
頼んでないのにジュースを買ってきて、菜ちゃんに
「買ってきたから飲む?」というようなちょっと押し付け的なことを。
当然菜ちゃんからの返事は「いらない」
まあ・・・ここまではいいのだけれど
この時のパパの返事がむっとしたような「そうかよ」です。

頼まれてもしない余計なことをしてるので
「いらない」と返ってくることも当然あることです。
余計なことをしちゃったかな・・とさっと引けばいいだけのことだと思うのですが・・・

いわゆる「余計なお世話」的なことに対する返答に「むっとした態度」というのは・・・・
「やってやってるんだから感謝されて当然」と思っていなければ出ないはずです。
だから何度も「何でいらないんだ」というような感じで押し付けることになります。

まあ・・菜ちゃんに対しては別にいいのです。
思いっきり付き返されて終わればいいだけのこと。
それでも自分の行動が自己中だとなぜ気がつかないのかが不思議ですが・・・

世間的にはパパは「優しい人」という評価です。
優柔不断と優しいとの境界が、サリーにはよく解りませんが・・・
パパの親族もみなさんもパパのことは「優しい子」と言います。
本人もそう言われて育ってきて、それに慣れているのでしょう。
「その自己中な考え方は辞めて」と何度説明したでしょうか・・・
何度もパパには説明してますが、サリーの言ってる事は理解できないようです。


この自己中心的な考え方が、そのまま悠くんへの対応に出ます。
悠くんが何か問題行動を起こした時に、自分のせいではなく
悠くんが勝手にやったという方向に出ます。
悠くんの問題行動の原因は全て支援者、その時の対応者にあると
サリーは思っています。
何度説明しても・・・これがパパには理解できないのです。
「悠くんが勝手に」「悠くんが突然」
自分が何かしたから悠くんがその行動に出たとは思わないのです。
パパにとっては、悠くんはいつも「突然」「勝手に」問題行動を
起こすということですね。
この考え方では、自閉症の悠くんの問題行動の原因が
まったく見えません。


まあ・・・今はもう悠くんは問題行動を起こすことはありませんが
15年以上パパに説明し続けて・・・
それでも理解してもらえないというのは、もうむなしさを通り越して
飽きれてしまいます・・・

自分の立ち位置を、ただの傍観者の位置ではなく
全ての元凶の位置で見ないと・・・と何度もパパには説明しましたが、
理解してもらえないまま、いつの間にか悠くんが大人になってしまって
問題行動がなくなったので、もうすっかり諦めました。
もう支援者ではなくただのお世話係りでもいいや・・・とw




悠くんが何かパニックを起こした時に
「悠くんが突然・・・」「悠くんが勝手に・・・」
この返答・・・支援学校の多くの先生がしました。
全ての先生がとは言いませんが・・・
たいていの先生は目の前でパニックや問題行動を起こしている子の
その原因が自分にあるとは思ってくれません。
だから問題行動の原因が見えないし、対応できないのだろうと思います。

コメント

_ ばなな ― 2012/06/08 00:10

初めまして!悠君をきちんと育てている、向き合っているのは凄いなあと感心しました。支援学校の先生方は理解が少なかったですか?確かにパニックの原因を探ろうともしないかも知れないです。その時はやんわりと先生にお伝えしますけど(笑)私の息子も重度(小さいときは最重度)なので今までが大変でした☆これからも大変なことも多いと思いますが頑張っていきたいですね

_ サリー ― 2012/06/22 01:07

コメントありがとうございます^^
支援学校の先生だけでなく、重度の知的障害を持った子の
コミュニケーションにたいしての理解は、まだまだだなぁと感じます。
これからも悠くんは理解してもらえない壁にぶつかるのかなぁと思います。

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