構造化って・・・2013/08/25

昨日は残念ながら朝から雨でした。
悠くんはガイドさんとプール。

先月末から決められていた予定で、行き先は『ウォーターランド』の
予定でした。
悠くんは大好きな場所ですが、ウォーターランドは7~8月の間しか
開いていませんので夏しか行けません。
・・・が、雨なので行き先を扇町プールに変更してもらいました。


朝、起きた悠くん、外が雨なのでブックを持ってきて「鶴見プール?」
というように、『鶴見プール』を示して聞いてきました。
(鶴見緑地プールは雨でも冬でも行ける温水プールです)

「ううん。扇町プール」ととりあえず言葉で伝えると・・・

まず『ウォーターランド』を示して、サリーが違うと首を振るのを確認してから、
次に『ガイドさんと出かける』と『プール』を示しました。
悠くんプールは大好きです。
「雨なのでウォーターランドは行けないけど、ガイドさんとプールに
行くのはなくならない」という確認をまずしたかったようです。
そのあと悠くんに『扇町プール』の写真を示すと納得しました。




雨だと屋外の普通のプールに入れなくなるということは
小学部の頃にしっかり伝えました。

  http://www.ne.jp/asahi/autism/sally-tree/sub310013.htm

学校のプールは雨だと中止で体育になってしまいます。
プールのある日は朝起きたら、悠くんはまず窓から外の天気を確認します。
雨が降っていたらもう「プールはないなぁ」諦めていたようです。
プールの道具を持って登校して、プールがなくなっても
も特に問題も起こさないようになっていました。
突然の変更ではないからです。
変更される条件を知っているので、予測された変更ということに
なるのでしょうか?
中途半端なお天気だと学校に着いたらすぐにスケジュールで
「今日はプールか?」というような確認をしていました。



難しいのは、見えない情報のつながりというか構造を理解させることです。
「雨が降る」ことで外でする活動「プール」「運動会」などが影響を受けるというような、
お天気とスケジュールの見えないつながりというか構造を理解させないといけません。
きちんと理解してしまえば大丈夫ですが、・・というかきちんと理解したら応用が利きますよね。
きちんと理解せずに「なんとなく」の状態だと応用が利かずにその場その場限定の理解に
なるような気がします。
「場所が変わると崩れる」「その場所でしか出来ない」というようなことを
よく言われますが・・・
「なぜ」の部分をきちんと理解出来ていないのではないかと思います。

大切なのはパーツとパーツのつながりです。
時間の流れもそうですが物事の関係も大切です。

悠くんを見ていると、ここが変わるとこっちが変更されるみたいな
見えない情報のつながりというか構造を理解したことで、
変更が「突然の変更」ではなくなり、予測された変更になり、
そういうことを理解したことでぐっと落ち着いたなぁと思います。
その情報のつながりというか構造を、小さい頃から視覚的に見せて
伝えて理解させてきたというような感じです。
構造化ってこういうことなんだ・・・と思いました。

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