おもちゃ置き場2013/10/19

悠くんのおもちゃが置いてある棚です。
ここから持ってきて自分のテーブルに広げて、
終ったらまたここに戻します。

悠くんの好きな物はテッシュや広告やビニール袋でした。
広告と書類の違いもわかりません
使っていいものとダメなものもわかりません
場所をくっきり区切ることでそれを示しました。

「ここに置いてあるのが悠くんのもので自由に触ってもいい」
ということは、ここに置いてある物以外は悠くんの物ではないので
触ってはいけませんということですよね

「これはダメです。あれはダメです」とダメなことを教えようとしますが
ダメにことがありすぎて全部を教えられないですよね。
とても難しいことなのではないかと思います。
普通の子たちは小さい頃に基本的な方向性みたいなのを教えるだけで
後は自己判断でいいことと悪いことの判断をしていきますよね。
知的障害が重い悠くん、その自己判断をする能力はありません。
なので基本的に全部ダメなことで、ごく一部のしていいことだけを
教えていく方式をしてきたような感じです。
だからほとんどの事を「これいい?」という感じで聞いてきて、
勝手にはしません。

ただ・・・小さい頃はなんでも勝手に触ったりしていましたので
全てが触ってはいけない物というのを教えるのに
いったん全部叩き壊した感じなので、一時期完全に「指示待ち」状態に
なっていました。
小学校3年~4年あたりの数年はそんな感じでした。
指示しないと何も出来ないという感じなのか、
何かして叱られたら怖いので何も出来ない状態というふうに見えました。

その頃はまだコミュニケーション能力もそれほどではないので
わからない事を自発的に聞いてくる能力もそれほどではありませんでした。
コミュニケーション能力が上がったのは5~6年正ぐらいでしょうか。
何か要求してきて、伝わらなければ別の方法で伝えようとし始めました。
それまでは伝わらなければ、引っ込めるか怒り出すかでした。
相手がわかってないということが悠くんには解っていなかったのかも
知れません。


十分なやり取りが出来るようになってから、指示待ち状態もなくなりました。
解らなければ聞けばいいのですから。

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