お漏らし2013/10/31

悠くん、何かあるとお漏らしをしたり頻尿になったりという感じで、
顔は何もないようなふうに見えていても、実はものすごくがんばって
いたり緊張したりしてしています。
それを後からそういう形で身体に出します。

М園に通所し始めて4年目になりますが・・・
通所を開始して1ヶ月目の5月ぐらいだったと思います。
突然就寝中にお漏らしをする様になりました。
毎日必ず・・というほどではなく、数日開けて続くときと
数か月なくて突然ということもありました。
園では入所してから何も問題なく過ごしていましたので
ものすごくがんばっていたのだと思います。

それがやっとなくなりました。
もうすぐ5年になりますが・・・やっと夜のお漏らしをしなくなりました。


新しい施設に通所し始めた場合、最初にその施設ルールを
施設内を回りながらに説明されます。
「ここは食事をするところです。11時から入れますが、それまでは
入らないでください。ここは教材を置いてあるところです。勝手に
触らないようにしてください。ここはプレイルームです。プレイルーム
の利用は休憩時間だけですが、ここにおいてあるカゴの中は自由に
触っていいです。(・・・・・云々」

一通り説明を受けた上でもまだ解らない事が出てきますし
すぐには覚えられないことも多々あります。
解らない事が出てきたら聞いて少しずつ覚えていき、その場所に
慣れるのに最低でも1年はかかりますよね。
ハンディを持たない私たちでそうです。

言葉が理解できないのでその説明をしてもらえませんし、
失敗して叱られるのが大嫌いな悠くんです。
全てを毎日回りを見ながら一生懸命細かいルールを覚えていきます。
それに4年ほどかかったということなのでしょう・・・
悠くんがやっとМ園に慣れてきたということなのだろうと思います。



小学部~中学部の頃は、秋の運動会とその後にある学習発表会
との間の全く何もない時期に突然お漏らしを繰り返したり、
数分後とにトイレにいくような頻尿になったりという症状が出ました。

いつもとはまったく違う、何が行われるかよくわからない行事
「運動会」を練習も本番も含めて、ものすごく無理してがんばって・・・・
という結果なのだろうと思います。
なぜ今頃?と思うような時期、運動会が終って1~2週間した頃です。
なので何が原因なのか最初のころは判りませんでした。
高等部の頃には支援学校の行事にすっかり慣れていて
そういう症状は出なくなりました。




小学6年生頃、歯医者さんの定期健診を始めようと思った頃の話です。
悠くんにとっては歯医者さんは怖いところとして記憶になかったと思います。
歯医者さんだけでなく白衣を着たお医者さんすべてを怖がってます。
それを何とかしようと歯科へ定期健診に行くことにしました。
悠くんにかなり前からカレンダーに入れて予告しました。
  ※どう予告したのかということは「歯科通い日記」に書いてあります。
   http://www.ne.jp/asahi/autism/sally-tree/subH00301.htm

 
今日は午後から歯医者に行くよという日
家でお昼ご飯中に突然お漏らしをしました。
椅子に座ってご飯を食べている最中に突然シャーとおしっこを・・・

自分の意志とは全く関係なく勝手におしっこが出たようで
悠くんが一番びっくりしていました。
行く前にトイレに行きましたが、突然のお漏らしのために
とりあえずおむつをはかせました。

この初回の診察後、診察室を出て待合室に戻ったときの悠くんの表情
ものすごく嬉しそうな・・・楽しくて笑っているというのとは違って
幸せすぎて自然に笑みがこぼれてしまうというような、
普段はほとんど見ることが出来ないような本当に嬉しそうな表情を
浮かべました。
ものすごく怖くて大変なことを、一生懸命がんばって乗り越えた瞬間
だったのではないかと思います。

診察の後、オムツを替えたいというので換えました。
もちろんお漏らししていました。
通い始めてしばらくは自分から家を出る前にオムツにしたいと
要求して来ていました。
いつごろからオムツはいらないということになったのか覚えていませんが・・・
「オムツは要らない」というのは、悠くんにとって怖い場所では
なくなった証拠ですね

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