園での予定2014/05/08

通園しているM園では、毎年市立のT温水プールに数回連れて行って
くれます。
悠くん、そろそろプールのことが気になり始めたようです。

突然悠くんにカレンダーの所に呼ばれて・・・
行ってみると、カレンダーの前でブックを開けて
T温水プールを示しています。
Tプールを示してからカレンダーをめくって指をうろうろ。
「どこでTプールに行くのか」の予定を書いてほしいと訴えたて来ました。

さて・・・・
園でのそんな先の予定はのサリーには解りません。
園での予定が解らないと伝えたいのですが・・・
「解りません」と身振りをしてみても今ひとつ解ってくれません。
こういう時に・・・まったく言葉が通じないことの不便さを痛感します。

伝わらないやり取りの末・・・・
悠くんが「Tプール行きません」と言いはじめました。
(実際には言葉ではありません
 ブックの『Tプール』を示して腕で×印)

悠くんはよく訴えても通じなくてが続くと
主張をぱっと引っ込めてしまいます。
サリーたちは「予定が解らない」ということを一生懸命伝えようと
しているのですが・・・
悠くんは「なかなかOKが来ない=拒否(そういう予定はありません)」と
捕らえるのではないかと思います。


とりあえずやり取りと自体はなんとかく消滅してしまいました。
悠くんは「Tプールはなくなった」と思っているかも知れませんし、
「何か怒らせて連れてってくれないことになった」と思ってるかも
しれません。


さてどうしましょう・・・

①このまま何度聞かれても「解りません」と押し通す。
②園に予定を聞く。聞くまでこのまま放置

何をどういう風に伝えるかを悩んで
「Tプールは3回あります」と伝えることにしました。
園での予定は園で教えてもらう方向で行きたいと思います。

上記の画像がその画像です。
これで解るのか?ということですが
回数を伝えるということについては幼児期から
数を決めて伝えてきました。
 ・ふりかけは3回かける
    http://www.ne.jp/asahi/autism/sally-tree/sub0800.htm
 ・おやつのジュースは2杯まで
 ・ビニール袋は1日8枚まで
    http://www.ne.jp/asahi/autism/sally-tree/sub0900.htm
同じような方法で伝えてきています。

理解してくれるはずです。
ただ完全に理解するのは、1回目のプールが終わって
○を一つ消したときだろうと思います。

コメント

_ ナスタ ― 2014/05/13 01:07

はじめまして。
ご家庭での継続した取り組み、素晴らしいですね。
見えない予定を理解してもらう方法とか参考にさせてください。
私も細々と TEACCHで支援してきましたが、その子が施設移動で6年の努力が4ヶ月で崩壊寸前です。
移動に際し福祉事務所の見立ては「落ち着いていられる子」で、私の支援は考慮されませんでした。今は140㎞離れた山奥の施設にいます。脱走や自傷他傷の再発が心配で隔週で迎えに行きますが、パターンが崩れて見通しが持てなくなっている様子なのでカレンダーを復活させました。
職員にもお願いしてありますが、成人施設って利用者の年齢幅が広くて、どうしても高齢者に手がかかるみたいで。事情もわかるので今良い方法を模索中です。

_ サリー ― 2014/05/15 10:02

ありがとうございます^^ 家庭だからこそ継続して出来ると思っています。 もちろんその時々に同じような形で協力してくださった方々のおかげてもあります。

成人の方の施設は見学ぐらいしかしたことがないのですが・・・
人的には大変なのですね。
高齢の方に手がかかるは仕方ないことですよね。
何年も積み上げてきたものがあっという間に崩れてしまう・・・
継続するのはむずかしいのでしょうか><

悠くんは今でも不適切な対応をされると他傷が出ますので、慌てて周りが適切な対応を考えていくという感じです。
悠くんが自分で周りに働きかけて手に入れてきた支援なのかもしれません。

今は少ない支援で落ち着いて生活できる方向を目指しています。
将来的には施設入所を考えていますので、支援しやすい子を目指して
簡単な予告にどんどん変えてきましたが・・・
悠くん自身が「必要な情報を自分で求めていく力」をもっと育てられたらいいなぁと思っています。


手厚い支援が受けられる支援学校時代に「自分で必要な情報を自分で求めていく」だけのコミュニケーション力を身につけさせる必要があるのではないかと私は思います。
ただ・・・
支援学校ではコミュニケーションより「スケジュールに従って行動する」を優先していました。
受身なままでは人的支援が少ない環境では厳しいのではないかなぁと思ってしまいます。
悠くんのようにすぐに他傷する子などは・・・手がつけられなくなるかもしれませんよね・・・
この子はきっと強度行動障害まで行く・・・という危機感があって必死で支援してきた感じですので。

成人の施設の状況などまだまだぜんぜん知りませんので、これからいろいろ知っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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