サリーの樹～その後　【大人になった悠くん】

今日は園の屋上にある簡易プールて゜遊べる日です。
カレンダーには文字で小さく書いてあります。

本当にカレンダーを理解しているのかをちょっと確認してみました。
朝、いつもカバンにサリーが連絡帳と手拭用タオル１枚を入れます。
今日は水着とバスタオルも入れないといけないのですが
連絡帳とタオルだけ入れて、これで準備は終わりというように
カバンのファスナーを閉めました。
さて悠くんはサリーの行動に気がついているでしょうか・・・

しばらくすると悠くん、カレンダーのところに行き
今日の「Ｍプール」と書いてあるところを指差して
「あっあっ」と訴え始めました。


やっぱりしっかりサリー行動をチェックしています。
今日がプールだと解っていて、水着を入れるかどうかを
ちゃんと見ていたようです。
悠くんに指摘されたのでバスタオルと水着を入れると、
悠くんは納得したようにいつもの自分の位置に戻りました。



見ていないようにみえて実はちゃんと見ています。
具体物しか手ががりがないのでとっても気になるのでしょう。
タオルを入れ忘れていたりしても悠くんから指摘されます。


プールの大好きな悠くん
今日もきっと思いっきりの笑顔で帰ってくるだろうと思います。







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やっぱりニコニコの笑顔で通園バスから降りてきました。

連絡帳には
朝、登園すると個人のスケジュールを確認しに行って
プールが午後からと確認してから荷物をロッカーに入れに行きました。
と書いてありました。
いつプールに入れるのかとっても気になるようです。


言葉がまったく理解できないので視覚的なものを手がかりにしています。
特にスケジュール関係、いつ何があるのか、大好きな活動がいつあるのか
今日はどんな活動があるのかと言ったことについては
きちんと悠くんに解るように視覚的に提示していないと
不安を強くしてしまったり、いらいらさせてしまったり誤解させて
しまったりといった問題行動の原因になってしまいます。

悠くん、気性が激しく攻撃性持っているので、見通しが持てるように
丁寧に支援してもらわないとあっという間に行動障害になるだろうと
思います。


支援学校を卒業して、この園に通園し始めて５年目
やっと悠くんが園に慣れて、職員さんたちの理解も十分に得られたと思います。
新しいところに馴染むのには５年ぐらいは必要ということですね。