サリーの樹～その後　【大人になった悠くん】

今日から６月です。
悠くんはいつものように朝起きてきたら、カレンダーのところへ行って
「あっあっ」とサリーに訴えてきました。
カレンダーをめくって壁に戻すまでじっちと見ていました。


５月は６段目に３１日があるので、５段しかない一般のカレンダーでは
１つの枠に日にちが２つ入っている形になっていて、とてもわかりにくい
のですが、なんとか理解してくれているようです。


６段目を作って貼り付けたら解りやすいのですけど・・・
作らないままにしました。

将来悠くんが、サリーの手を離れて生活するようになった時に、
悠くん専用のカレンダーを作るなんていうことをやってもらえる環境に
いるかどうか解りません。
突然今までやってもらっていた支援がなくなって混乱する
ということになれば、それこそ悠くんが可哀想です。

出来るだけ簡単な支援でいけるように・・・
誰でも支援できる支援しやすい子を目指します。





悠くん、夕方には寝室の方でゴロゴロしながら音楽を聴いています。
途中で日が暮れてきて暗くなってくるのですが、電気を点けません。
サリーが電気を点けにいくのですが、放っておくと真っ暗な中で
聞いていたりします。
いったん電気を点けてしまえば寝室から今に戻ってくる時は
ちゃんと電気を消してきますし、また寝室に戻った時はちゃんと
電気をつけます。

でも。。。。
夕暮れのいつ電気を点けたらいいのかが悠くんには解らないので
つけません。
たぶん以前に・・・自分で勝手に付けて「まだ早い」とサリーに消されたことが
あってそれを「失敗した」と捕らえているのでしょう・・・
暗くなっていっても自分が最初に電気をつけるということは絶対に
しません。

この曖昧なラインの判断の基準が悠くんには解らないので・・・
仕方ないですね。