本人が嫌がる活動について2011/06/04

赤ちゃんとかの間はいいのですが・・・
物心ついてからの病院の受診とかは
ものすごい嫌がりますよね
子供はみんな病院嫌いですが・・・・

ちゃんと説得しないと行ってくれないので、親は必死で説得します。
歯科治療とか注射とか・・・痛みが伴うものについては
説得が大変です。

まあ健常児の場合、たとえ最初はだまして連れて行っていたとしても
そのうち行かないといけない理由を説明しないと行ってくれないので
必死で説明して説得しますし、そのうち自分できちんと納得して
自ら行ってくれる様になりますよね。

障害があっても同じです。
「本人にきちんと説明し、納得してから連れて行く」
これはとても大切なことです。

ところが・・・
悠くんのように言葉も文字も理解できないぐらい知的障害が重いと
説明も説得も通じないので、無理やり連れて行くということになります。

でも、これ小学校中学年以降になってくると、
「だまして無理やり連れて行く」ことは、ほぼ不可能になります。
一度でもだまして連れて行くと、次からは病院の建物の前で
抵抗して入らなくなります。
病院に行く道の方に行った途端パニックになって暴れだしたり、
病院に行くかもしれないと推測される場合、車にすら乗らないとか
全身全霊で抵抗してくれます。


悠くんは小1の時に嫌がるのを無理やり、
拘束虫歯治療したせいで、病院の病室には
一切入ってくれなくなりました。
小5の時には、それでも耳鼻科に行かないといけないので
数人で抱え込んで診察室に連れ込んで、押さえ込んで・・
という状態でした。

さて・・・これ結果、悠くんは病院は怖いところと思い込み
白衣を完全に拒否してしまいました。
もう病院には連れて行けませんね・・・


なので、どんなに知的障害が重くても、かならず本人に
伝えないといけないのです。
「病院に行く」ということと、「病院で何をするか」ということを
本人にきちんと伝えて、本人が納得してから連れて行くということはむ絶対に必要です。

言葉も文字も伝わりません。
というより、言葉や文字で伝えたつもりになっていても、
本人には伝わっていませんので、伝えたことにはなりません。
必ず視覚的にものを使って本人に伝わる方法で伝えて
本人が納得してから連れて行くようにしないといけません。



小学校6年生から、「病院を受診する」ということを
一からやり直しました。
特にものすごく嫌な思いを刷り込んだ歯科と耳鼻科は
なんとか受診できるようにしないと大変です。

もう二度とだまさない。
「必ず本人に伝えて納得してもらってから連れて行く」と
心に決めました。


やり直すのに大切なことは、

 ①視覚的に伝える方法を理解してくれる
 ②本人と約束したこと以外しない
 ③約束していてもちょっとでも嫌がったらそこでやめる

この3つを理解してくれるドクターを探すところからです。


障害者歯科で、この3つを理解してくれる病院を見つけ
そこから始めました。
白衣を拒否して診察台にすら座らないところからのスタートです。
詳しいことは↓の日記を見てください。

  歯科通い日記
   http://www.ne.jp/asahi/autism/sally-tree/subH00301.htm



歯科に続いて耳鼻科のドクターを見つけました。
これはサリーが入院した耳鼻科の主治医のドクターです。
悠くんのことを説明したら理解してもらって、そのドクターのところに
通い始めました。
詳しいことは↓を見てください

 耳鼻科通い日記
  http://www.ne.jp/asahi/autism/sally-tree/subH00302.htm




「病院を受診する」ということについては、
やり直すのに数年かかりましたが、現在では特に問題なく
通っています。
事前の予告は、カレンダーでいついつ歯科という程度の伝え方だけで
連れて行けます。

脳波は眠らずにペットで横になったまま取りました。
血液検査も、その時に伝えても問題なくこなします。
歯科も、虫歯になっても治療できるのではないかと
ドクターに言われるぐらい落ち着いて受けています。



身体が大きくなる前に、いろいろなことを伝えられるように
やり取りを通して情報交換が出来るようにしていかないと
何をするのにも本当に大変になります。

言葉や文字が理解できなくてもやり取りは出来るようになります。
本人に伝えて納得してもらうということはすごく大切なことだと思います。