早く家に帰りたい2016/11/02

昨日のことです。
お昼ごろにM園から電話が・・・

悠くんが朝からグランドに行きたがって、グランドに行った後は
給食も拒否して帰る体勢で待っているというような内容でした。
電話をもらった時には悠くんはもう帰る準備をして帰り待ちのような
状態だったようなので、迎えに行くことにしました。

食事を拒否する時は体調が悪くなる前兆です。
よく夕食を「いらない」と拒否してそのままごろごろと寝てしまって熱が出てくるというようなことが子どもの頃にありました。
7年ぐらい通ってますが・・・M園では初めてのことです。

「グランド」はたぶん今日最後のスケジュール。
さっさとスケジュールを早送りして終わらせて帰りたいと
いうことなのでしょう・・・

ブックから「家に帰る」を示してくれたら解りやすいのですけど
悠くんにはそんなことは思いつきません。
とにかくスケジュールをさっさと進ませようと思っていたのでは
ないかと思います。

迎えに行くとニコニコとしていました。
機嫌は悪くなく、体調が悪そうにも見えません。


家に帰ってすぐお昼ご飯。
スケジュールを「帰ったらお昼ご飯」に貼り変えてから迎えに行きました。

「お昼どうする?スパゲティにする?」と聞いてみると、
カップ麺などが入っている棚を指差しました。
棚を開けて「どれにする?」と聞くと、カップうどんを示しましたので、それを食べました。
いつものように全部食べました。

食べた後、やっぱりごろんと横になって布団をかぶって寝てしまいました。
3時半ぐらいに寝入っている悠くんに「おやつどうする~?」と
声をかけたら起きてきました。

熱を測ると37.0度。
やっぱりちょっと微熱があるようです。
いつものようにおやつを自分で出していつものように食べました。

その後は、ビーズ遊びをしたりして普段と同じように過ごしました。
夕食の頃には36.8度になっていました。

普段どおりにお風呂に入って寝ました。
翌朝は特にもう熱もなく元気にM園に登園していきました。






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スケジュールの早送りではなくブックを開けて「家に帰る」を
示せるようにするにはそれなりのアプローチが必要です。

悠くんが帰りたくて早送りしたがった時に、ブックを使っての
やり取りしながらの選択の場面を作る必要があります。
選択肢に「家」を入れて当日のスケジュールとの間でやり取りしながらの
チョイスをするという経験をすれば、ここで「家に帰る」を要求していいんだと
気がつくだろうと思います。
ただ・・・そういう機会はほとんどないので、悠くんがその場面で
それを要求していいんだと気がつく機会がありません。


たぶん・・・小学生ぐらいの子どもさんでも「体調が悪ければ家に帰りたいと
要求してもいいんだ」なんてことはと教えてもらわない限り
知らないだろうなぁと思います。

教えてもらわないと解らないことでなかなか機会がないものについては
教えるのがほんとうに難しいです。

たまたまそういうチャンスがあって、たまたまこれは「家に帰りたいと言ってるのかも」と
気がついて、そしてこれはアプローチのチャンスと気がついた・・・・
突然の出来事にそんなことはほぼないですよね。

そうやって逃したチャンスはたくさんあります
あとから「あ・・あの時もっとこうしたらよかった」とw

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