幼児頃2011/03/02

言葉が全く通じないので気に入らないことがあると
突然ひっかく噛み付くなどの他傷がありました。

食事は
100%オレンジジュース(赤ちゃん用のビン入りのもの)と
白いご飯しか食べません。

おやつは
銘柄指定で味が少しでも違うと食べません
「ぱりんこ(塩せんべい)」がお気に入りでしたが
欠けているものは食べません。

お出かけの時は、ビンのオレンジジュースと、
缶に入れて割れないようにした「ぱりんこ」は必須でした。


本当に他傷がひどく謝りどうしの毎日でした。
このままでは絶対に強度行動障害まで行く・・・そう思って
必死で「どうしたらいいのか?」の答えを求めて
TEACCHプログラムと出会いました。
悠くんが5歳、就学の2年前になります。

具体的にどう支援してきたのかは「サリーの樹」を見てください^^



悠くんの診断名は
「知的障害を伴う自閉症」だったり
「自閉傾向のある知的障害」だったり
「知的障害を伴う発達障害だったり」しました。

「自閉傾向のある知的障害」という名前が
一番合ってるかも・・と勝手に思っていますw

通園施設の頃にあるドクターに
知的障害が重い場合は「自閉症」ではなく
「自閉傾向」という名前になると聞いた時に、
すごく納得しました。
それは今でもそう思っています。

悠くんを見ていて
確かに自閉症特有のこだわりはあります。
でも・・・知的障害が重いからこだわりが強く出ないと
感じる部分も多いです。

たとえば・・・
同じ色のブロックのピースだけかじっていた頃がありました。
彼が見ているのは目の前の1つだけです。
当時の悠くんには2つを比べる能力はありません。
これがもう少し知的に高ければ、複数を並べるんだろうなぁと思いました。

支援する中で一番大変だったのは自閉症の部分ではなく
知的な低さによる方の壁が立ちはだかっているように感じました。

それでも悠くん自閉症であることは確かです。
決められたことは必ず守る
失敗(叱られること)をすごく嫌う
自閉症らしい部分はたくさん持っています。